ホーネッカーとブレジネフ。特に意味ないんだ。

岩手で出会った3つのうた。

まずはじめの詩は「雨ニモマケズ」

岩手県を代表する2大巨頭といえば、石川啄木と宮沢賢治。今回お土産屋などで見かけた宮沢賢治の詩、あまりにも有名であまりにひねりがないものの、今の東北には、いや今の日本にぴったりだろうと、"そういえば"思いました。

ちなみにこの詩は4月11日ワシントン大聖堂で行われた A Prayer for Japan という東日本大震災の犠牲者への追悼と、復興を祈る礼拝でもほぼ全文が読み上げられたそうです。

そして、盛岡の伯父が詠んだ俳句。

伯父は定年後、有馬朗人を師とし、長年俳句を詠んでいる。今回「天為集」という作品集の中で「東日本大震災を詠む」巻頭第一席(つまり最優秀)に選ばれた俳句。

天為 平成二十三年六月号 巻頭第一席

海裂けてふるさと消ゆる春の修羅

ここにも宮沢賢治のエッセンスが。伯父の師である俳人有馬朗人は、原子核物理の偉い物理学者でもあり、今回の原発事故を受けた有識者会議でも名前が上がるような偉い人なのだ。

最後の歌は「喜びも悲しみも幾歳月」。

この歌は浄土ヶ浜の遊覧船のガイドさんが最後に歌ってくれた歌です。バスガイドさんが歌うように宮古の遊覧船もガイドさんが歌ってくれます。この歌は1957年に松竹が作った映画、「喜びも悲しみも幾歳月」という大ヒット映画の主題歌だそうです。海の安全を守るため、全国の灯台を転々としながら暮らす夫婦の物語。ガイドさんの歌声に思わず目頭が熱くなりました。映画も見るつもり。

「喜びも悲しみも幾歳月」

1 俺(おい)ら岬の 灯台守は
妻と二人で 沖行く船の
無事を祈って 灯(ひ)をかざす
灯をかざす

2 冬が来たぞと 海鳥なけば
北は雪国 吹雪の夜の
沖に霧笛が 呼びかける
呼びかける

3 離れ小島に 南の風が
吹けば春来る 花の香(か)便り
遠い故里 思い出す
思い出す

4 朝に夕(ゆうべ)に 入船出船
妻よがんばれ 涙をぬぐえ
もえてきらめく 夏の海
夏の海

5 星を数えて 波の音(ね)きいて
共に過ごした 幾歳月(いくとしつき)
よろこび悲しみ 目に浮かぶ
目に浮かぶ

「雨ニモマケズ」

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイゝトイヒ
北ニケンクワヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

not losing to the rain
not losing to the wind
not losing to the snow nor to summer's heat
with a strong body
unfettered by desire
never losing temper
cultivating a quiet joy
every day four bowls of brown rice
miso and some vegetables to eat
in everything
count yourself last and put others before you
watching and listening, and understanding
and never forgetting
in the shade of the woods of the pines of the fields
being in a little thatched hut
if there is a sick child to the east
going and nursing over them
if there is a tired mother to the west
going and shouldering her sheaf of rice
if there is someone near death to the south
going and saying there's no need to be afraid
if there is a quarrel or a lawsuit to the north
telling them to leave off with such waste
when there's drought, shedding tears of sympathy
when the summer's cold, wandering upset
called a nobody by everyone
without being praised
without being blamed
such a person
I want to become

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